MATERIAL
彫刻
社寺彫刻の歴史は、仏教伝来と同じ飛鳥時代から始まる。日本の木彫刻は豊かな表現力と緻密な彫りを特徴とし、歴史に残る芸術品を生み出してきた。時代には仏教の影響を受け、多くの仏像が彫られ、その後、社寺建築の柱や欄間に装飾を施す建築彫刻が急速に発達し、住宅欄間等の調度品や身の回り品にも様々な装飾彫刻が施されるようになる。木の種類、彫刻材の使い方、またノミなどの多くの道具を使い分け、浮き彫りなどの技法を凝らし立体的な表現を生み出す。
MANUFACTURE
豊田彫刻工房
初代の豊田豊は、1955年に香川県で彫刻師に弟子入りした。想像を絶する数の彫刻物で装飾された世界遺産、日光東照宮の大改修を期に、埼玉県大里郡寄居町に拠点を移し、1959年に豊田彫刻工房を設立した。主に社寺仏閣の彫刻や修復に取り組みながら、彫刻文化を推し進めるべく2代目の豊田康業率いるベテラン、若手の職人一丸となって現代的なものづくりにも積極的に挑んでいる。
MANUFACTURE
吉原木工所
1958年、島根県浜田市で創業。山間部にある工房で、初期は婚礼家具、現在は障子や組子などの建具を中心に製作。2代目を継いだ吉原敬司は「職人が 誇りを持って働ける環境を」と設備を刷新。緑に囲まれた開放的な工房に、職人を志す若者たちが多く門戸を叩き、日々研鑽を重ねている。
CARE
使用上のご注意
・手仕事のため、商品一つ一つのできあがりに差異があります。
・製品は、安定した場所、邪魔にならない場所でご使用ください。
・水で濡れてしまった場合は、よく乾かしてください。濡れたままにすると、カビが発生してしまう場合があります。
・柔らかい白木を主材としておりますので、丁寧にお取り扱いください。
・ほこりを取る場合は、静電気で吸着する羽根タイプの掃除用品でやさしく撫でるか、エアスプレーなどでほこりを吹き飛ばすようにしてください。
・汚れが付いた場合は、かたく絞った布巾で取り除いてください。
・変色や劣化の原因となるため直射日光、または熱を避けて保管してください。