関守石
関守石
茶庭などに置かれる関守石を、石英ガラスと組み紐で作りました。茶道の作法では、関守石が置かれた際には、「これより中に入ることは遠慮されたし」といった意味があります。乳白色の石英ガラスに十文字に掛けた江戸紫の組み紐が、その存在感をきりりと引き締めます。ガラスをガラスの中に光を留めたような美しい品です。組み紐の劣化を防ぐため、室内でのご使用をおすすめいたします。
QG-04E
サイズ:約150φ× 110[mm](ガラス部のみ)150φ×260[mm](全体)
素材:石英ガラス、組み紐=絹
組み紐の色:江戸紫
送料:国内無料
MATERIAL
石英ガラス
石英ガラスは、シリカからできており、不純物の量が極めて少なく純度が極めて高い。「石英ガラス」という名前は「石英(水晶粉)を融かして作ったガラス」という意味でつけられたという。1000℃の熱にも耐える堅牢さと、薬品に侵されにくいという特徴を持っており、光ファイバーや半導体にも用いられている。どこまでも透き通るような美しいガラスである。
MATERIAL
組み紐
日本の組み紐の歴史は、中国より渡来したといわれる飛鳥時代に遡る。武具の一部として発達し、戦いにも耐え得る堅牢さが特徴で、丸台、綾竹台、角台などの組み台を使って組み上げられる。その堅牢さから用途が拡大し、17世紀以降は庶民の日用品である帯締め、羽織紐、髪飾の緒などにも用いられた。多様な組み方、さまざまな柄により、絹糸の光沢を生かした細やかな模様が映える一品である。
MANUFACTURE
イーストンテック
栃木県塩谷郡で2011年に創業。前身は石材業だったが、現代表の斎藤俊雄の決断で難削材の加工技術を生かせるガラス加工メーカーに転身。精密機械や半導体など、最先端技術を支える石英ガラスや光学ガラスを扱う。直径1.83メートル、重量4300キロという国内最大のガラスを切削・研磨する光景は圧巻だ。
MANUFACTURE
龍工房
家業として130余年、現代の名工・福田隆のもと、日本橋にて組み紐を製造する職人集団。着物の帯締としての組み紐をつくり、絹糸の染色、デザイン、組みまでを一貫製造できる数少ない作り手で、梨園、茶道界からの支持も厚い。皇室の帯締から海外メゾンとのコラボまで幅広く手掛け、常に新たな組み紐の可能性を追求する。
CARE
使用上のご注意
・手仕事のため、商品一つ一つのできあがりに差異があります。
・直射日光を避けてご利用ください。
・製品は、安定した場所、邪魔にならない場所でご使用ください。
・組み紐の素材である絹は、紫外線の影響で色が褪せることがございます。
・また、組み紐は伸びやすい性質がありますので、持ち運びの際には本体底部からお持ちください。
・強い衝撃を与えると破損しますので大事に取り扱いください。
・割れ、欠け、ひび等が入った場合は、使用を中止してください。万が一、ガラスが割れた場合は、手袋をはめる等して手に怪我をしないようご注意ください。
・日常のお手入れは、柔らかい乾いた布で軽く拭いください。