八掛 S
八掛 S
石英ガラスの敷台です。石英ガラスの突き抜けるような透明度と艶やかな漆のコントラストが美しい品です。ガラスと一体であったかのようにキワまで吹き付けられた漆は、熟達した職人のなせる技です。お料理の盛り付けや、季節の草花を飾る花台としてもお使い頂けます。
黒地赤上は黒漆を塗った上に朱漆を、赤地黒上は朱漆を塗った上に黒漆を塗り重ねており、長年使われることによって、ところどころ上の漆が摩滅し、下に塗った別の色の漆が表面に現れてくるように塗装を施しております。時の経過を楽しんでいただけたらと、「根来塗」と呼ばれる古くからの塗装技法から着想を得たものです。
こちらの製品は、黒地赤上、赤地黒上の漆を重ねたもの2種と、塗りなしのクリアのものがございます。
QG-03C / QG-03R / QG-03B
サイズ:W150×D150×H30[mm](底W96)
素材:石英ガラス・漆塗(クリアは石英ガラスのみ)
送料:国内無料
MATERIAL
石英ガラス
石英ガラスは、シリカからできており、不純物の量が極めて少なく純度が極めて高い。「石英ガラス」という名前は「石英(水晶粉)を融かして作ったガラス」という意味でつけられたという。1000℃の熱にも耐える堅牢さと、薬品に侵されにくいという特徴を持っており、光ファイバーや半導体にも用いられている。どこまでも透き通るような美しいガラスである。
MATERIAL
漆
漆の木は、日本や中国、東南アジアなどで生育。生漆を精製する際に、鉄粉をまぜ酸化作用により生まれる黒漆、顔料などを加えた朱漆などの色漆が作られる。漆は、時間がたつほどに硬さを増して、丈夫になっていく。また耐水性、断熱性、防腐性なども高く、なにより光沢を放つその艶やかな美しさが漆の最大の魅力と言える。漆塗りはその装飾性と耐久性から、器など実用品としての利用から神社仏閣などにも使用されており、今でも日本には、数多くの漆器の産地が残っている。
MANUFACTURE
イーストンテック
栃木県塩谷郡で2011年に創業。前身は石材業だったが、現代表の斎藤俊雄の決断で難削材の加工技術を生かせるガラス加工メーカーに転身。精密機械や半導体など、最先端技術を支える石英ガラスや光学ガラスを扱う。直径1.83メートル、重量4300キロという国内最大のガラスを切削・研磨する光景は圧巻だ。
MANUFACTURE
駒井漆器製作所
漆器の産地、富山県高岡市で1940年創業。分業制が確立している漆器産業の中では珍しく、木地製造から漆塗りまで一貫生産体制を整える。吹付塗装を得意とし、手掛けるものもうつわからドア、天井板、ガラス製品まで幅広い。漆とガラスの境をきれいな一直線に分ける仕上げには、3代目・駒井康亨が得意とする螺鈿細工の技術が活かされている。
CARE
使用上のご注意
・手仕事のため、商品一つ一つのできあがりに差異があります。
・直射日光を避けてご利用ください。
・製品は、安定した場所、邪魔にならない場所でご使用ください。
・長時間、水に濡らしたままにしないで下さい。
・漆面は傷がつきやすいため、強い摩擦や硬いものが当たらないようご注意ください。
・強い衝撃を与えると破損しますので大事に取り扱いください。
・割れ、欠け、ひび等が入った場合は、使用を中止してください。万が一、ガラスが割れた場合は、手袋をはめる等して手に怪我をしないようご注意ください。
・日常のお手入れは、柔らかい乾いた布で軽く拭いください。研磨剤は使用しないでください。
・電子レンジ、オーブン、食器洗浄機などはご使用にならないでください。
・油汚れには、台所用洗剤(中性洗剤)を薄めたぬるま湯を使って洗ってください。熱湯を使用すると、漆の塗りが白色に変色してしまう場合があります。
・水洗いした場合は、自然乾燥させず、すぐにやわらかい布で水気を完全に拭き取ってください。